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版権ゲーム紹介「玉繭物語2」[PS2]


ここでは管理人が過去にプレイしたゲームについてコメントを述べていきます。

皇園式分類

パッケージ

どんなゲーム?

マユ使いを目指していた主人公だがヤミカフーにとりつかれ、
ヤミカフーとの勝負をするため、森を探索したり、
ヤミに取り付かれた聖魔:カルマを倒しながら森を探索するゲーム。

レビュー

ディスカウントゲームショップで300円で購入したゲーム。
価格がそれなりだったのでワケありなのだろうと思い、早速プレイしたところ、
けっこうノリがよい。

ゲーム内で登場するニコという妖精のツッコミや主人公と登場人物との会話は、
現代風の会話のやりとりを連想させる(ワカモノコトバ)となっているが、
その中でもまじめなストーリーが語られている(ネタバレなのでここで詳細は省きます)。

内容としては外見からは意外かもしれないが、"子供たちの正しいココロのあり方"を説いている。
「不正なこと(改造ツール)はいけない」とか「負けを受け入れられないと真の強さは手に入らない」など、
ゲームをプレイする側としては、ゲームの内外にかかわらず、
ギクッと感じる台詞が出てくる場面も多々あり。
(でもこのゲームでは改造ツールは使ってませんので)

一方、2001年にしては、またGenkiの他のゲームを見るからにしては、
かなりグラフィックが美しい(他のPS2ソフトとも互角に勝負できる)。
ダンジョンが森ということだが、実際は小さい洞窟を深く潜っていくイメージ。
BGMやサウンドに関してはキラリと光るものは特にはないが、
(BGMはけっこう少なめなイメージ)でも神殿のBGMとか戦陣編集のBGMとかは好きですよ。

そして、このゲーム最大の特色は戦闘システム。

主人公は魔攻陣という装置(?)を利用して、聖魔を召喚して魔攻陣を形成する。
そしてその陣を回転させながらさまざまな技を繰り出して戦闘を行う。
聖魔には4つの属性があり、それぞれの属性に専門とする分野がある。
火属性は攻撃を、地属性は補助を、水属性は回復を、風属性は援護を、それぞれつかさどり、
戦局に応じて臨機応変に陣を回転し技を発動していかなくてはいけない。

というのも、聖魔はMPを消費して魔法を繰り出すため、同じ面ばかり使いすぎると技が発動できない。
また、地属性は防御が硬く力技ではすぐMPがなくなる風属性からは攻撃そのものが眠りで封印されるなど、
戦略もかなり重要になってくる(特に他の魔攻衆の戦略はRPGのプレイヤーとしてはかなり参考になる)。

この戦闘システムは他のRPGでは味わえない、まったく別なシステムとなっていて完成度も高い。